
横須賀美術館に「パウル・クレー東洋への夢」展を見に行った。
この展示会はすでに千葉市美術館や静岡県立美術館で開催されたものであるが、東京に住む私としては横須賀が一番近いのでは?と思う。
この展示会は、パウル・クレーが北斎漫画をはじめとする浮世絵をモデルにした作品を数点製作しており、その作品を浮世絵と比較して展示、解説してあった。
1902年、パウル・クレーが、旅先のフィレンツェで公演中の川上音二郎一座の舞台を観て影響を受けた事も日記に書かれていた。20世紀初頭のヨーロッパでは、日本や中国の東洋美術を紹介する書籍がいくつも出版されており、その一部も展示されていて興味深いものがあった。
パウル・クレーの作品を見て、普段は東洋との結び付きはあまり感じられないが、今回の展示を見てこんな一面もあったのかと改めて感じた。
また、子供の育児の時に使用した指人形も2体展示してあり。お父さんとしての優しさも感じる事ができた。
横須賀美術館は景色の良い場所にあり、レストランでは海を見ながら、奇麗に盛り付けられた昼食を食べ楽しい休日を過す事ができた。
