

トキ・アートスペースで開催された、笠木絵津子展「時空写真ー柳条湖」を見に行った。
柳条湖と言うと、旧関東軍が満州鉄道の路線を爆破した事を思い出す。
ギャラリーの中は、何百枚かの写真が所狭しと吊るされて展示してある。見に来た人はパネルの中を通り抜けながら鑑賞する。
以前見た笠木さんのお母さんや家族の古い台湾での写真と今の台湾、笠木さん自身の写真をうまく合成した作品を見たことがあり、面白いコンセプトだと感心したし、作品も素晴らしかった事を思いだした。
今回は、ギャラリー内の狭い場所に展示された多くの作品をかき分けながら迷路を歩くようにして鑑賞した。
満州へはまだ行ったことがないが私の亡父も戦前に満州に住んでいた事があり、満州での話も何度か聞いた事があるので、作品をみてなぜか親近感を覚えた。